生きにくさは身体から改善できる?

神経系の病気を持っているわけではないのに身体的に不器用な特徴を有する場合があります。そういった特徴を有する人たちは他の人に比べ運動スキルの水準が低いため疲れやすかったり、知らず知らずにストレスを抱えています。またその原因が理解され難いため、仕事や社会生活にうまく適応できず、生きにくくなっているという問題があります。

例えば、西洋医学の検査で視力検査や聴力検査をして、目や耳自体の状態は調べますが、

そもそも、正しく見えている?正しく聞こえている?ここの見立ては抜けていると感じてます。

これは、視力や聴力の話でなく、どう情報を頭に入力、処理しているか?という点です。
視力はあるけれど、物が歪んで見えている=頸や肩に緊張がはしり、身体が疲れる。聞こえてる音が気になる=不快感を感じて、無意識にイライラする可能性があります。

そして、ご本人は生まれた時から同じ状態なので、他の人も同じように見えたり聞こえたりしていると思い込んでいます。だから、「違和感がある」とは気づきにくいのです。

多くの人が、目・耳・身体の入力系統の状態チェックはしており正常とされてるので、スタジオパタカでは、病気よりも経験や運動不足による脳や神経の処理のところに課題があると見立てています。そして、間違った努力で行動を変えるのではなく、根本の身体の課題に注目することがとても大切だと感じます。

そこで、解決の糸口として、原始反射が注目されています。原始反射はお母さんの胎内にいるときから発生するらしく、反射的な動きを利用して生まれるためにふさわしい身体機能を身につけたり、産道を通り抜けてくる力を備えたり、胎外に生み出されても円滑に成長発達を遂げます。そのために原始反射を大いに利用し育っていくそうです。

大脳が発達せずに脊髄と脳幹が中枢を占める時に起こる自動的・ステレオタイプな反応である原始反射は、新生児の生存には必要不可欠なものと言えます。しかし、中枢神経が成熟するにつれ、自然に消失します。これにより反射ではなく自分の考えたように体を動かすことができるようになるのです。この原始反射は成長発達とともに、日常生活動作にはあまり出現することはなく、ストレスを受けたときなどに反射的に行動する緊急事態だけの特殊装置となり統合されます。

しかし、一般的な期間を超えた原始反射の残存は、姿勢反射の確立を始めとする中枢神経系の発達に悪影響を及ぼす場合があります。スタジオパタカの施術やピラティスを受けるお客様の中にも、仕事や日常生活からのストレスからか大脳(前頭葉)の弱りによる原始反射の陰が見え隠れしているケースを見受けます。脳のアンバランスが原因か原始反射が統合不十分なのかは、正直分かりませんが適切な刺激で軽減します。

気になる方はご連絡ください。